会長挨拶

あなたにできることをしなさい。今あるもので、今いる場所で。

父母の会 会長
松澤 貴

 新型コロナウィルスの感染によりお亡くなりになられた方々、重い病状に陥っておられる方々に心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。

 国内外問わず未曽有の事態で大きな混乱の中、本年度の武蔵大学父母の会会長を務めさせていただくことになりました。
 戦後日本において、経験のない出来事が多数起きております。全国に亘る学校の休校の長期化もその一つでありますが、児童、生徒及び学生におよぼす影響は計り知れず、武蔵大学においてはこうした影響緩和の諸対応策を講じており、ご尽力いただいている大学関係者の皆様に心から感謝申し上げる次第です。

 学業もサークル活動なども休止を余儀なくされ、学友と過ごす時間を失い、保護者としてもかける言葉がありませんが、本学学生にお伝えしたいことは、「起きている事態や降りかかってくる問題はコントロールできるものではないが、それに立ち向かう態度は一人ひとりが選ぶことができる」ということです。学年や学部は違っても、それぞれが置かれた状況に応じて、目の前の現実に立ち向かう態度で社会に飛び立つ準備を冷静かつ果敢に、そして自分を信じて進めていただきたいと思います。

 タイトルは過去の著名な米国大統領の言葉ですが、未曽有の事態に見舞われている学生達を見守るにあたり、改めて頭に置かねばならない言葉のように感じております。本学に関わるすべての方々が、来年の桜を晴れやかな気持ちで見上げられるよう、微力ながら精励して参ります。
 皆さまのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年5月