お知らせ

感染症流行期におけるストレス対処について

(2020/04/08)

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、緊急事態宣言が発令されました。当たり前であった日常生活が送れず、先の見えない曖昧な状況に不安やストレスを感じている方も多いのではないかと思います。この大変な時期を乗り切っていくために、以下の情報がみなさんのご参考になれば幸いです。

こころの健康を保つために

ストレス反応が生じることは自然なことです。

 このような非常時に不安や恐怖を感じたり、倦怠感や焦燥感がでてきたり、些細なことにイラ立ち落ち込むようになるなど、様々な変化や反応が生じることは自然なことです。心理面よりも、睡眠の乱れ、食欲の増減、頭痛や肩・腰の張りなど身体面の反応が強い人もいます。誰にでも反応は生じますが、反応の出方やタイミングは人それぞれです。「周りの人だって大変なはずなのに自分だけ…。」と他の人の反応と比較して自分を責める必要はありません。『非常時に反応が出るのは当然のこと。』と理解し、『こんな反応が出てくる状況によく耐えてきている。』とご自身や周囲の人を労わることが大切です。

避けた方が良いこと

  • ニュースを見続けたり、TwitterやSNSで感染症の情報を検索し続けることは避けましょう。情報にさらされ続けると人は焦りや不安が強くなります。時間を区切り、一旦離れましょう。
  • 不眠や不安の対処法として、飲酒・喫煙に頼ることは避けましょう。
  • 不安な未来について想像し続けることは避けましょう。社会全体が手探りの状態にあります。将来を考え続けて予測しようとしても、個人の努力が及ばないことも多い状況です。今の自分の手の届く範囲で取り組めそうなことに目をむけましょう。

おすすめすること

  • 正確な情報、公式に発表されている事実を確認しましょう。本学の公式情報は、大学HPとMusashi3Sを確認しましょう。
  • 日々の生活リズムを作り、維持しましょう。適度な睡眠と食事、一人でできる運動を心がけましょう。
  • 信頼している人とのつながりを維持しましょう。直接会うことは難しい状況ですが、SNSやビデオ・音声通話を活用してみましょう。お互いの気持ちを表現して気遣うことで、落ち着きを取り戻し、信頼関係を深めていくことにもつながります。
  • これまでの自身の気分転換やストレス対処法を振り返り、積極的に活用しましょう。気持ちを紙に書き出して視覚化すると、気持ちが整理され自身を客観的に見つめることにつながります。目に見える形で達成感が感じられる作業(洗濯や料理など)をすることもおすすめです。子どもの頃に好きだったことや楽しかったことを振り返ると、気分転換のヒントが見つかることがあります。

参考WEBサイト

守秘義務について(感染症拡大予防の観点から)

(2020/03/27)

直接来室された方やスタッフの感染が確認された場合

 学生相談室には、相談者の情報や相談内容に関して相談者の許可なく情報をもらさないという守秘義務がありますが、相談者や周囲の人の安全に関わる場合は例外とされます。
 もしも、今後学生相談室に直接来室された方やスタッフの感染が確認された場合、政府や保健所等または大学に対して、感染が疑われる一定期間の来室者情報を提供しなければならなくなることが想定されます。そしてその結果、自宅に連絡が入ることなど、相談者が意図しない形で相談室の利用についてご家族や周囲の方に伝わることが考えられます。
 感染症の拡大防止として、このような対応が起りうるということについて、あらかじめご了承下さい。